オリジナルBL小説を、つれづれに書き綴っています。
いや~、変なお天気ですね。

週末、関東に台風が直撃するとかで、なんだかそわそわと落ち着かない状態です。

更新が間に合わず、今日は若頭も風太もお休み。

風太は台風が来たら興奮しそうですが(^ ^;)

でもって若頭はまさにいま台風に巻き込まれている状態ですが(笑)


関東はこの一週間ずっと冬みたいに寒い日が続いています。

雨ばっかりだし。

ホント、鬱陶しいです。

明日の選挙も、台風の影響が出そうですね。

どうなることやら・・・


というわけでみなさま、安全に気を配りつつ、無事に週明けを迎えましょう。

来週は更新できるよう、頑張りたいと思います~m(_ _)m


★おまけ★

わが家のリアル風太です。
かなり大きくなりました~\(^0^)/


real futa



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[2017/10/21 22:00] | 日々のつれづれ
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ふを~~~!
日高千湖
ふを~~~っ!!

台風被害はないですか?日高さん地方は台風が遠いわりには、メチャ風が強かったですが。

リアル風太くん、キリッとしてますね。もっと大きくなるんですよね?

ふっさふさのしっぽでバシッとされたい♪←おい

にゃあさまもお忙しそうですね。ご自愛くださいませね!

Re: ふを~~~!
にゃあ
日高様~~~ふを~~~!!

> ふを~~~っ!!
> 台風被害はないですか?日高さん地方は台風が遠いわりには、メチャ風が強かったですが。

こちらは夜中に通り過ぎて行った感じです。
結構夜遅くまで起きていましたが、かなり風が強かったですよ。
でも起きたら生暖かいお天気で、曇天です。
午後から晴れるそうですよ。

> リアル風太くん、キリッとしてますね。もっと大きくなるんですよね?
> ふっさふさのしっぽでバシッとされたい♪←おい
> にゃあさまもお忙しそうですね。ご自愛くださいませね!

腐腐腐。
きりっとしてるでしょう?
中身はまだまだヤンチャで甘えん坊ですが。
メインクーンは大型種なので、3歳くらいまでは体が成長するそうです。
あと一回りくらい大きくなるんじゃないかな。

不安定な天気ですよね。
日高様もご自愛くださいね~
お忙しい中、コメントありがとうございました(^O^)


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「キリエ、何を大声出してるの!ナルセに何かあったの?!」
「陛下」
「いったいどうしたっていうの」

感極まってつい大声を上げてしまったキリエに、エリアスが何ごとかと言わんばかりに慌てて部屋に飛び込んできた。
そして俺を見るなり、

「!!!」

声にならない声を上げると、大きなすみれ色の瞳を見開く。
どうやら俺の背中の紋々に驚いているようだ。
やれやれと、大きくため息を吐く。

「あのさ、これは・・・」
「ナルセ・・・それは・・・それは竜ではないのか?」
「ああ、そうだよ。でも別にこれは」
「ナルセッ」

エリアスが抱きついてくる。
すげぇ力だ。
まったく、なんて馬鹿力なんだ。

「ぐっ・・・エリアス・・・ぐ・・・ぐるじ・・・っ」
「ナルセ!やっぱりナルセは僕の番になるために生まれてきたんだね!」
「ちがっ・・・」
「その背中の竜が証明してる。そんな見事な竜、見たのは初めてだよ」
「だ・・・から違うって・・・」
「嬉しいよっ。やはり神のなされることは間違ってないんだねっ」
「い・・・いい加減に離せよっ」

やっとのことでエリアスの熱い(暑い?)抱擁から逃れる。
もう少しで窒息するところだったぜ。

「・・・ったく、あんた馬鹿力なんだよ!俺を殺す気かっ」
「す・・・すまないナルセ。あまりに嬉しかったから」
「喜んでるところ水を差すようで悪いが、この背中の紋々は別にあんたら竜王族とやらとは無関係だぜ」
「もんもん?」
「刺青のことだよ」
「でもそれは竜でしょう?」
「俺たちの業界では昇り竜の彫り物ってのは珍しくもなんともないんだよ。昇り竜に鯉の滝登り、天女に般若・・・このあたりは定番だ」
「ナルセの住む世界では竜を彫るのが普通ってこと?」
「いや、普通ってわけじゃないが」
「じゃあやっぱり・・・」
「ああもう、そんなキラキラした目で見んなってーの!」

こいつらにヤクザだの極道だの、どう説明すればいいのかわからず俺は目の前の長椅子に腰掛けた。
一気に緊張が解けたからか、腰から尻にかけて鈍い痛みが走る。
あの化け物みたいな獣と立ち回りした時にやったちまったのか、なんか嫌な予感がする。
これってギックリの一歩手前じゃないか?

「ナルセ様、大丈夫ですか?」
「キリエ?」
「陛下、ナルセ様はお腰を痛めてらっしゃるのでは?あと肩にもお怪我が」
「ああ、本当だ。ウォルバリンにやられたんだね」
「お手当はこのキリエにお任せください」
「いや、僕がやるよ」
「陛下?」
「キリエ、もう下がっていいよ。ナルセの手当と着替えは僕がやる」
「ですが、陛下にそのようなことを・・・」
「いいんだ。僕がやりたいんだ。ナルセは僕の番になるんだから、僕が彼の面倒を見る。別におかしくはないだろう?」
「かしこまりました。ではあちらのお部屋でお飲み物をご用意してお待ちしております」

頭を下げるとキリエはそそくさと退出して行く。
着替えくらい一人でできるってのに、寄ってたかってなんだってんだ。

「ふふ。キリエはナルセの筆頭侍従になったばかりで張り切ってるんだね。でも僕がそばにいる時はキリエじゃなくて僕になんでも任せてよ。ほら、横になって」

そう言ってエリアスが俺を長椅子に横たわらせる。
長椅子と言っても大の男が余裕で寝られるサイズだ。
横になろうとした瞬間、腰に鋭い痛みが走った。
やべぇ・・・これは間違いなく重症だな。
この世界にまともな医者はいるんだろうか。
一度腰をやっちまうと後々面倒なことになるというのに。

「ああ、ホントだ。腰をやってるね」
「おまえ・・・わかるのか?」

エリアスが俺の背中から太ももあたりにかけて手を翳している。
なんだろう、まるで何かを探しているかのようだ。

「わかるよ。悪いところはこうして手を近づければわかる。ウォルバリンと戦った時に腰を痛めたね。あと、肩も脱臼寸前って感じだ。これ、普通だったらかなり痛いはずだよ。よく我慢できるね」
「まあな、商売がら痛みには強いんだよ」
「とりあえず痛みを取り除くね」
「取り除く・・・?」

エリアスの手が俺の腰に触れる。
瞬間、熱を持った何かが流れ込んでくるのを感じた。
腰が温かい・・・いや、じんわりと熱い。
と同時に、スッと痛みが消えていく。
いったいどういうことだ?

「ひとまずはこれでよし。あとはゆっくり治したほうがいいから今日はこの辺で止めておくね。次は肩だね。これはもう今治しちゃうね」

今度は肩に手を当てる。
そのままゆっくりと肩甲骨まで撫でられる。
脱臼しかけていた右肩が、徐々に元の状態に戻っていく。
まるで魔法のようだった。

「エリアス、これはいったいどういうことなんだ。おまえは魔法使いか?」
「魔法というか、魔術を使う者はいるよ。だけど僕の場合はそれとはちょっと違う。竜王族には怪我や病を治癒させる力があるんだ」
「まさか・・・」
「本当だよ。これは僕だけでなくテルマやルカにもある。ルカはまだ小さいけれど、彼の力はかなり強いんだよ」
「あんたら竜の仲間たちはみなそういう不思議な力を持っているってことか?」
「まあ、そうだね。ちょっと立ってみて。痛くない程度に回復しているはずだから」

ゆっくり立ち上がると、確かに先ほどまで感じていた腰の痛みはうそのように消えていた。
肩を回してみるとこれまた不思議なことに、まったく痛みも違和感も感じない。

「肩のほうは完全に元通りにしといたから。腰は数日かけて治したほうがいいと思う」
「なんで腰は一気に治さねえんだ?」
「腰は大事だからね。将来僕の仔を産むことになるかもしれないわけだし、なるだけ慎重を期したほうがいいと思うんだ。一気に治すとその分負担が行くことがあるから」
「ちょっと待て、なんだって?」
「一気に治すと負担が行くんだよ、だから」
「そうじゃない。その前に何て言った?」
「え?」
「将来なんだって?」
「だから将来僕の仔を産むことになるかもしれないから・・・」
「勝手に決めんなよ」
「え?」
「なんで俺がおまえの子供なんて産まなきゃならねぇんだ。だいたい、番だとかってのも気に入らねぇ。俺は男とちちくりあう趣味はねえんだ」
「ちちくり・・・?」
「とにかく、俺は俺だ。誰のものにもならねぇ!」
「ナルセ・・・」



更新が遅くなりました~(汗)
ナルセ、いらついております(^ ^;)


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[2017/10/14 20:00] | 若頭なのに異世界トリップしちゃいました
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エリアスの不思議な力が欲しい~♪
日高千湖
エリアスの治癒能力欲しい~~♪便利だよ~♪

しかし、子どもを産めと言われても戸惑いますねwwwだってヤクザだし。

刺青が番の証明のように言われても、そう簡単には受け入れられませんよね。

日本全国に何人いるんだよ~~~!という叫びが聞こえてきそうです。

ファンタジー慣れしてはきましたが、まだまだですね。頑張れ、ナルセ!!

Re: エリアスの不思議な力が欲しい~♪
にゃあ
日高様~

寒い日が続きますねぇ~(>_<)

> エリアスの治癒能力欲しい~~♪便利だよ~♪
> しかし、子どもを産めと言われても戸惑いますねwwwだってヤクザだし。

腐腐腐。
エリアスは特殊な種族なので、色んな力を持ち合わせているのですよ。
治癒能力は私も欲しいですね~
昔はヒーラーって本当にいたという話ですが、どれくらいの力だったんでしょうね。

> 刺青が番の証明のように言われても、そう簡単には受け入れられませんよね。
> 日本全国に何人いるんだよ~~~!という叫びが聞こえてきそうです。
> ファンタジー慣れしてはきましたが、まだまだですね。頑張れ、ナルセ!!

ナルセへの応援、ありがとうございます(笑)
竜の紋々はヤクザ屋さんたちにはポピュラーなデザインですからねww
なんで俺なんだよ、と思ってるかも(●´艸`)

まあ、徐々に慣れていってもらいましょうか♪


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久しぶりのBL語りです(^ ^;)


ありいめめこさん、初読みでした(たぶん)。


かのこみち

かのこみち

かのこみち

[著]ありいめめこ




タイトルの『かのこみち』ですが、読み始めてだいぶたってから、“鹿の子”のことだと気付きました(おそっ)

表紙のイラストからもわかるように、鹿と人間のお話です。
ケモ耳大好きな私ですが、これはもう“ケモ角”ですわ(笑)
だけど可愛いんですよ。
ぶっちゃけ、この表紙に惹かれて、Renta!のサンプルを読んで即ポチ。

全体的にゆる~い感じで進んで行きますが、実は結構テーマは重いんですね。
生きとし生ける者の定めである、“死”。
そして野生に生きる者の定めである、“捕食する者とされる者”の関係。

学生の一鳴(かずなる)は、資料館に展示されている白鹿の剥製に無性に惹かれていた。
ある日、その剥製が人間の姿になって一鳴の前に現れて・・・
という、よくあるファンタジー系のパターンでお話は進んで行くんだけれども、
この鹿がなんていうか、独特の話し方をするんですね。
でもってすごくマイペースというか、ちょっと不思議ちゃんが入っているのです。
だからといって、イライラさせるタイプではなく、現実をちゃんと見ている冷静さもある。

一鳴の友人の猫田(当然、猫又がからんできますww)や、謎の同級生の九曜、
そして神社のお狐さまと老神主など、脇キャラもとても魅力的です。
オープニングの2ページが何を意味しているのか。
これも読み進めて行くうちに、「あれ・・・もしかして・・・」と思えてきて、
最後の方で「ああ、やっぱりそうだったのか~~~」という感動があります。
詳しく書くとネタばれになっちゃうので、気になる人は読んでみてください。

絡みのシーンは、ほとんどありません。
一応最後までしてはいますが、そこはちゃんと描かれてないんですよね。
なんていうか、昭和な表現で言うところの“朝チュン”ってやつです(笑)
まあでも、この作家さんのカラーには合ってる感じですね。

人と人ならぬ者(神だったり)の恋だけに、先のことを考えるとちょっと切ないですが、
でも死んでしまえばそれはそれで、本当の意味で結ばれるのかも・・・とか思ったり。
巻末に収録されているおまけ漫画も可愛らしい。
願わくば、電子版も紙版とまったく同じ内容にしてほしいですが。

特典ペーパーやカバー下の描き下ろしが読みたい人は紙版を買え、と巻末にあってね。
これはちょっと、消費者舐めてるんじゃないかと思う。
だったら、電子版は安くしろよ、って話ですよ。
電子版も紙版と同じ値段取ってるくせに、紙版を買えっていう版元の傲慢さに怒り心頭。
そんなことしてるとそのうち、本も漫画も売れなくなるよ?

作家には何の罪もないけど、ちょっと昨今のBLやラノベのやり方は汚すぎる。
せっかく気持ちよく読んでたのに、最後の最後で嫌~な気分になりました(-_-+)

ああ、なんか関係ない愚痴を書いてしまった・・・
すんません(^ ^;)

漫画自体はとっても可愛くて、キュンと切なくなる素敵な作品でした。
おススメです♪



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[2017/10/07 12:00] | BL語り
|
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「にゃにゃ」
「うん、そうだね」
「にゃあにゃあにゃあ」
「ふを~~~」

いつものように風太が縁側で友達と会話している。
秋の気配が訪れ、澄み切った空がいつもに増して高く感じるこの時期は、どうやら恋の季節でもあるらしい。
可愛い友人たちから恋の相談を受けているのだろうか、風太がなにやら難しそうな顔をしている。
時おり、「ふうた、よくわかんない・・・」などと唇を尖らせて言っている様を、恭介は微笑ましく思いながら見ていた。
もうすっかりそっち方面とは縁がなくなってしまった恭介だが、こうして庭に訪れる小さな友人たちの姿を見ていると、いずこの世界も同じなんだとしみじみ思う。

「ふうたはきょうすけがすきだよ。ずっといっしょなの」
「にゃあ~にゃっにゃっ」
「きょうすけはちがうよ、ねこじゃないの」
「にゃにゃっ」
「でもいっしょなの」
「にゃあ~~~」
「そうだよ、ふうたはおとこのこだよ。きょうすけもおとこのこなの」

三十男をつかまえて「男の子」はないだろうと思うが、風太の拙い日本語ではそうなってしまうのだろう。
猫の額ほどの庭に近所の野良猫たちが訪れるようになって久しい。
昨今は“地域猫”と呼ぶようになったんだっけ。
この辺りを根城にしている猫たちはみな、地域住民の手厚い保護を受けてそれなりに幸せそうに暮らしているように見える。
そんな猫たちと猫語で会話している風太は、元は(いや、正確には今も?)猫だ。

今日も今日とて茶トラ猫が塀を軽々と越えてやってきて、風太と世間話をしている。
ただにゃあにゃあ言っているだけにしか聞こえないのだが、二人(二匹)の間にはちゃんと会話が成立しているようだ。
時々、腹を空かせた猫がやってきては風太が「ごはんをあげて」と言ってくることもある。
どこかから流れてきた猫なのだろう、やせ細っていて毛もボサボサだったりするので、何か病気でもうつされたらどうしようかと思うこともあるのだが、風太の「たすけてあげて」という真剣なお願いを無下にすることはできない。

こないだは出産間近の雌猫がやってきて、しばらく縁側の下から出てこなくなった。
ここに来れば安心だと、猫同士の間で噂が広がったのかもしれない。
結局その猫は恭介宅の縁の下で子を産み、しばらくは仔猫がみゃあみゃあと鳴く声が四六時中響いて、さすがに仕事に差し支えそうになった。
だが、やはり追い出すことはできなかった。
風太の「あかちゃんうみたいって。おかあさん、たいへんなの」という切実な訴えに折れてしまったかたちとなった。

仔猫は無事に大きくなり、数週間経つと母猫と一緒に別の場所へ移動して行ったが、そうなると今度は風太が寂しがってこれまた大変だった。
「あかちゃん、げんきかなぁ」「あかちゃん、かわいいの」と呟く風太を宥めすかし、仔猫のぬいぐるみまで与えてしまう自分はなんて甘いのだろう。
風太の表情が少しでも曇ったところを見たくないのだ。
いつも笑っていてほしい。
太陽のような眩しい笑顔を、見ていたいと思ってしまう。

「風太、そろそろおやつの時間だよ」
「おやつ?」
「ああ、風太の好きなパンケーキを焼いたぞ」
「パンケーキ!!」

縁側に近づくと茶トラ猫が警戒して塀の上に飛び乗る。
この茶トラはここら一帯のボス猫らしく、そう易々とは人間に気を許さないのだろう、ちょっと高いところからこちらの様子をうかがうことにしたらしい。
なかなか鋭い目つきをしている。
体つきも立派で、普通の猫より一回りほど大きいようだ。
太っているのではなく、骨格が立派だから大きく見える。
何よりボスとしての貫録というか、風格があるのだ。
年は4、5歳というところだろうか。
恭介の視線を感じると、低い声で威嚇してきた。

「あのなぁ、いい加減俺のこと信用してくれてもいいんじゃないか。風太の飼い主、いや家族だぞ」
「とらさん、きょうすけのこときらいなの?」
「んなぁ~~~」
「きらいじゃないって」
「そうかい、ありがとよ。っつかそいつ、トラさんっていうのか。なんか昔のテレビシリーズみたいだな」
「うん?」
「いや、なんでもない」

寅さんシリーズなんて風太が知るはずもないだろう。
そういう恭介だって名前は知っているが、実際に見たことは一度もない。
トラさんと呼ばれたボス猫はしばらくこちらを見つめていたが、ひと声「にゃあ」と鳴くと塀から飛び降りどこかへ行ってしまった。

「とらさん、いっちゃったの」
「まあな」
「とらさん、すごくつよいんだよ」
「ああ、見るからに強そうな面構えだったな」
「つら・・・?」
「顔って意味だよ」
「おかお・・・まんまるなの」
「そりゃまあ、猫だからな」
「ふうたもねこだよ」
「風太は和猫じゃないからな、顔の形もちょっと違うよな。耳もデカいし」
「わねこ・・・」
「ほれ、パンケーキ食おうぜ」
「うんっっ」

おやつタイムは風太が一日で一番楽しみにしている時間で、週に一度は恭介が焼いたパンケーキを食べたがる。
3段重ねのパンケーキにたっぷりのメープルシロップをかけ、バターを添える。
今日はそれにホイップクリームとキウイを乗せてみた。
ほっぺを膨らませながら夢中で頬張る風太が可愛い。

「おいしい~」

こんなにも眩しい笑顔が見られるなら、毎日でもパンケーキを焼いてやりたいところだが、健康のことを考えて(また風太の教育上のことも考慮して)週一ペースにしている。

「風太、幸せか?」
「ふを?」
「いや、なんでもない・・・」

小首を傾げながらキウイを口に運ぶ風太。
白いふわふわの猫耳がぴるぴると揺れているのは、頭の中で色んなことを考えているからだ。
長いもふもふの尻尾もゆっくりと揺れている。
これはご機嫌な合図だ。

風太に難しいことを聞いてもわからない。
だけど時々聞いてみたくなるのだ。
今こうして自分と生活を共にしていることが、本当に彼にとって幸せなのかどうか。
この家に訪れる野良猫たちのように、自由に気に登ったりあちこち走り回ったり、恋をしたりしたいのではないか。

「恋・・・」

胸の奥がキュッと締め付けられた気がした。
風太が普通の猫だったら、今ごろはもうとっくに成猫になっている。
どこかの雌猫との間に子供が産まれていてもおかしくはない。
いや、それが本来のあるべき姿なのではないか。
そう考えただけで、なんだか心のどこかがざわざわするのだ。

「とらさん、おとうさんになるんだって」
「はぁ?」
「おとうさん。とらさん」

どうやらさっきの茶トラの恋は成就したようだ。
ボス猫の求愛に応えないメスはまずいないだろうから、当然と言えば当然なのかもしれないが。
風太とこうしていつまでも穏やかに暮らしていきたい。
そう思う一方で、時々不安になるのだ。
いつかこの愛おしい日々に、終わりが来る時がやってくるのではないかと。

「ふうた、しあわせだよ」
「え」
「ふうたはきょうすけとずっといっしょ。だからしあわせなの」
「風太・・・」

自分と一緒にいることが幸せだと、なんのためらいもなく言う風太に愛しさが込み上げてくる。
この愛らしい存在を守っていきたい。
これからもずっと、二人で生きて行くのだ。

「俺も風太と一緒にいるだけで幸せだよ」
「へへ」
「これからもずっと一緒にいような」

風太の口の端に付いたホイップクリームを指で拭ってやると、擽ったそうに笑う。
そのクリームをぺろりと舐めてみる。
いつも以上に甘い味がした。



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[2017/09/30 12:00] | 愛しのプッシーキャット
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ふを~~~っ♪
日高千湖
にゃあさま~ふを~~~っ!!

風太くんが恋の悩みを聞くですと?ふふふっ

なんて答えてるんでしょうね?

お腹を空かせた猫ちゃんたちの憩いの家?状態になってしまったんですね。賑やかなのはいいことです。

恭介のキュッとなっちゃうのも可哀相ですが、可愛い風太のままでも十分幸せかも。

これからどうなるんでしょうねえ?恭介の恋は。

秋ですね!風太くんの秋のおでかけはどこでしょうね?

Re: ふを~~~っ♪
にゃあ
日高様~~~ふを~~~(≧∇≦)

> 風太くんが恋の悩みを聞くですと?ふふふっ
> なんて答えてるんでしょうね?

ホント、なんて答えてるんでしょう?
大人の恋なんてよくわからないまま、子供らしい直感でアドバイスしてるとかw
でも風太は恭介のことが好きですからね~
恋愛感情かと言われると、微妙だけど。

> お腹を空かせた猫ちゃんたちの憩いの家?状態になってしまったんですね。賑やかなのはいいことです。
> 恭介のキュッとなっちゃうのも可哀相ですが、可愛い風太のままでも十分幸せかも。
> これからどうなるんでしょうねえ?恭介の恋は。

恭介もまだ自分の気持ちにはっきり気付いていないというか、
気付かないようにしてるのかも。
可愛い風太のまま、まったりと時間が過ぎて行ってますね~
この先、どうなるんでしょ(^ ^;)

> 秋ですね!風太くんの秋のおでかけはどこでしょうね?

行楽シーズンですからね。
どこか楽しいイベントに連れて行ってやりたいですね~ふふふ。

忙しい中コメント、ありがとうございます♪


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行ってきました!

『ちんつぶ』発売記念イベント、大和名瀬先生サイン会@コミコミスタジオ町田店!!

いやぁ、久しぶりに行きましたよ、町田。

もう20年近く前に、南町田のクランベリーモールに行ったきりですよ。

コミコミスタジオの店舗が町田の丸井内にあるんですね、それも知りませんでした。

こんな感じ。


IMG_8288.jpg


サイン会は4部構成になっていて、午前中に1部と2部、午後に3部と4部。

私が参加したのは3部でした。

結構時間が押してたけど、店長さんがとても気配りのできる方で、待っている私たちに

色々話しかけてくれたりしたので、待つのも苦になりませんでした。


店内には珍古神社の鳥居がっ(笑)


IMG_8261.jpg


この鳥居の向こうがサイン会の会場です(≧∇≦)

大和名瀬先生は、可愛らしくて美人で、とても気さくな方でした。

緊張してしまって、何を話したか今ひとつ覚えていません。

ただ、ケモショタが好きだってことは伝えたような・・・(^ ^;)


会場内はこんな感じ。


IMG_8292.jpg


IMG_8281.jpg


IMG_8289.jpg


IMG_8291.jpg


IMG_8275.jpg


店舗の隣はカフェで、この日は名瀬先生のイベントデーということもあり、特別メニューが。

4部が終わると抽選会があるので、それまでカフェで時間を潰していました。

カフェの外観や内装も、名瀬先生一色でした♪


IMG_8268.jpg


私が頼んだのは、カルピスで割ったジュース(メニュー名ど忘れ)。

いつにない混みように、店内のスタッフはプチパニック状態で、ちょっと気の毒でした。

待つこと15分、やっとドリンクが運ばれてきました。


IMG_8271.jpg


くじ運のない私ですが、抽選会では名瀬ちんグッズが当たりました\(^0^)/

嬉しくって小躍りしちゃいましたよ。

絶対当たらないだろうなと思っていたのに。

幸せな気分で帰路に着きましたよ。

コミコミスタジオ町田店、BL漫画や小説がずらりと並んでいて圧巻でした。

同人誌もあるし、グッズもありました。

もう少し近かったら、足しげく通ってしまうかもしれない(^ ^;)

町田でよかったかも・・・


コミコミスタジオ、本部は広島なんですね。

もしかしたら次は広島でサイン会あるかも・・・みたいなこと、店長さんが言ってました。

西日本の方も、期待してもいいかも?


ちんちぶはライフワークにしたいと、名瀬先生はおっしゃっていました。

これからもずっとこのシリーズが読めるのかと思うと、嬉しいですね~♪♪



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[2017/09/20 02:00] | BL語り
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